「重厚」と「厳か」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「重厚」と「厳か」の違いとは?違い

この記事では、「重厚」「厳か」の違いを分かりやすく説明していきます。

「重厚」とは?

人や事物の性質や状態などが重々しくて落ち着いていること、またはそのさまを意味する言葉です。

どっしりとした印象を与えることが印象的です。

類語には、「厳か」のほかに、「荘厳」「重々しい」「物々しい」「粛粛」などがあります。


「厳か」とは?

重々しくいかめしいさまを意味する言葉です。

形式に乗っ取って威厳があること、またはそのさまを意味します。

類語には、「重厚」のほかに、「荘厳」「荘重」「威厳」「堂々」などがあります。


「重厚」と「厳か」の違い

「重厚」「厳か」の違いを、分かりやすく解説します。

「重厚」「厳か」は、似たような意味の言葉ですが、使い方やニュアンスに違いがあります。

「重厚」とは、物や事物の性質や状態が重々しくて厚みがあることを表します。

どっしりとしていて、落ち着いた実直さを持つことも特徴的です。

その一方で、「厳か」とは、重々しくいかめしいさまを表します。

神聖な雰囲気や荘厳な様子を感じさせることもあります。

また、「重厚」は建物など物に対して使うことが多く、「厳か」は式典などの様子を形容して使うことが多いという違いもあります。

「重厚」の例文

・『このテーブルは重厚感があり、リビングで一際存在感を放っている』
・『彼の演技は重厚そのもので、素晴らしい』

「厳か」の例文

・『この神木は厳かな雰囲気を感じる』
・『建物内では厳かなBGMが流れている』

まとめ

「重厚」「厳か」は、似ている言葉ですが、ニュアンスが異なります。

「重厚」「厳か」の違いとして、「重厚」は、物の性質や状態に重みや安定感があることを表し、「厳か」は、人や行為に威厳や格式があることを表すという点にあります。

また、「重厚」は、物に対して使うことが多く、「厳か」は、様子や雰囲気に対して使うことが多いという傾向があります。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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