この記事では、「束の間」と「刹那」の違いを分かりやすく説明していきます。
「束の間」とは?
語源は、4本の指を並べた長さのことで、指4本分ほどの短い時間という意味の言葉です。
比較的短い時間や短く感じる時間を指します。
日常会話でも比較的頻繁に使われています。
「刹那」とは?
語源は、仏教用語で時間の最小単位を表すサンスクリット語のクシャナを音訳したものです。
日常会話ではあまり使われず、文章的な表現というイメージが強い言葉だと考えられます。
「束の間」と「刹那」の違い
「束の間」と「刹那」の違いを、分かりやすく解説します。
「束の間」と「刹那」はどちらも「短い時間」を意味する言葉ですが、ニュアンスや使い方が異なります。
「束の間」は「指4本分ほどの短い時」を表し、比較的短い時間や短く感じる時間を指します。
その一方で、「刹那」は「1秒にも満たない極めて短い時間」を表し、予期しなかった出来事などが起こった瞬間を指します。
「束の間」の例文
・『束の間の休息だったが、とてもリラックスできて良かった』
・『私はほんの束の間でしたが、海外でも暮らしたことがあります』
「刹那」の例文
・『稲妻が光った刹那に、彼の暗い表情が見えた』
・『ちょうど立ち上がった刹那に、電話が鳴り響いた』
まとめ
「束の間」と「刹那」はどちらも短い時間を表す言葉ですが、意味や使い方に違いがあります。
「束の間」は、指4本分ほどの短い時間という意味で、比較的短い時間や短く感じる時間を指します。
日常会話でも使われることが多く、友人や知人との会話で使われることが多いと考えられます。
その一方で、「刹那」は、仏教用語で時間の最小単位とされる0. 013秒ほどの極めて短い時間という意味で、予期しなかった出来事などに使われます。
日常会話ではあまり使われず、文章的な表現というイメージが強いと言えます。
それぞれの言葉を正しく使い分けるように注意しましょう。