「蒸し返す」と「再び持ち出す」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「蒸し返す」と「再び持ち出す」の違いとは?違い

この記事では、「蒸し返す」「再び持ち出す」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「蒸し返す」とは?

過去の失敗をまた取り出して、相手の気持ちを逆なですることを「蒸し返す」【むしかえす】といいます。

過去に取り沙汰されて、一度は解決した材料もわざとはやすためまたもう一度料理のように蒸して加熱させるようにまた持ち出して議論させるのです。

このようなところから、「古い話をわざと蒸し返す」といって、みなが忘れかけていたことを蒸し返して苛立たせます。


「再び持ち出す」とは?

何度も使った古い手口を取り上げることを「再び持ち出す」【ふたたびもちだす】といいます。

たいていは時間が経ってから急に浮気した話を持ち出して話し合うために仕向けたり、忘れかけていた失敗の話を再熱させるように取り出すのです。

相手を嫌な気持ちにさせる行為でもあり、一度終わらせた話をまたあえて蒸し返して相手に喧嘩をふっかける、嫌がらせをします。


「蒸し返す」と「再び持ち出す」の違い

ここでは「蒸し返す」「再び持ち出す」の違いを、分かりやすく解説します。

何度もみなが忘れたい話を持ち出して話すことを「蒸し返す」といいます。

もう必要ない話を「蒸し返す」上司に苛立つというように、人が聞きたくもないことをまた持ち出す人の行為に怒りを覚えるわけです。

もう一方の「再び持ち出す」は終わったと思えばまた問題を取り出して話しては嫌がらせしたり、困らせます。

「蒸し返す」の方がより人間のしつこさが伝わる言葉として使われている言葉です。

「蒸し返す」の例文

・『古い話するのは気分が悪いのに、蒸し返す先輩が嫌われる』
・『事故の話を蒸し返さないよう工員に注意した』

「再び持ち出す」の例文

・『機械に挟まれた事故について再び持ち出さない』
・『社長は去年の売れ残った商品の失敗談を再び持ち出す』

まとめ

何度も過去について話して、相手を悪い気分にするという意味があるとご紹介しました。

どのような話を再びするかに注目して使ってみましょう。

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