人は学校や職場、近所など自分の周囲にいる人たちの容姿や雰囲気を「可愛い」や「綺麗」、「美人」「かっこいい」「男前」など、さまざなな表現で表すことがあります。
その中でも、女性の容姿や物の見た目を表すことの多い「可愛い」「綺麗」「美人」という言葉の意味や違い、使い方について例文を用いて解説します。
「可愛い」とは?
「可愛い」とは小さいものや幼いもの、弱いものなど、心惹かれるものや人に対して使われる言葉です。
子どもっぽい、無邪気といった意味もあり、イタズラっ子に使う「これくらいならまだ可愛い方だ」と言うような使い方もあります。
「可愛い」の例文
・『あの子はクラスの中でも、特に小さくて可愛いと言われている女の子です』
・『雑貨屋さんに可愛い動物の置物が売っています』
・『あの子は生意気だけど、可愛いところもあって憎めないい』
「綺麗」とは?
「綺麗」とは人やものの顔や姿、形、色などの華やかさや整っている部分を褒める時に使われる言葉です。
その他にも、手や髪、体を綺麗に洗う、綺麗さっぱり忘れるなどといった違った使い方もあります。
「綺麗」の例文
・『あのお店の美容師さんは、スタイルもよくてとても綺麗です』
・『外から帰ってきたら、洗面所で綺麗に手を洗いましょう』
・『窓際に飾られている花はとても綺麗だ』
「美人」とは
「美人」とは、主に女性の容姿に対して使われる言葉です。
他と比べて特に容姿が美しいという意味で、容姿の美しい男性に使われることも増えています。
「美人」という言葉は、外見を表すときにのみ使用されているのも特徴です。
「美人」の例文
・『彼女は、周りの目を釘づけにするほど美人だ』 ・『美人な女性は、普段から得していることが多いと思う』
「可愛い」と「綺麗」と「美人」の違い
「可愛い」「綺麗」「美人」という3つ言葉の違いは、「可愛い」と「綺麗」はものや人に使う言葉であり、「美人」という言葉は人の容姿についてのみ使う言葉と言う違いがあります。
特に「可愛い」という言葉は愛情がこもっている言葉で、子どもや孫、恋人、友人など近しい人や自分の持っている大切なものに使われています。
「可愛い」「美人」といった特定のものや人に使われることの多い言葉に対して、「綺麗」という言葉はものや人、その様子や動きに対してなど幅広い使い方のある言葉です。
このように、似たような3つの言葉でも対象や意味合いが全く違います。
例文を参考にして、使う人や場面をよく考えて取り入れるようにしましょう。
まとめ
ここでは、「可愛い」「綺麗」「美人」という3つの言葉の意味や使い方、違いについて例文を用いて解説してきました。
どの言葉もものや人に対して、褒めるといったプラスの意味のこもった言葉です。
似た言葉でもあるため、場面や相手、ものによって使い分ける必要があります。
自分が相手に対してどんな気持ちをもっているのかをよく考えて、言葉を選ぶことで自分の気持ちが正しく伝わります。
3つの言葉に限ったことではありませんが、言葉の意味を考えて使うことはとても大切なことなので、口にする前に正しいかどうかを考えて使いましょう。