この記事では、「思い返す」と「思い直す」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思い返す」とは?
「思い返す」は「おもいかえす」と読みます。
「思い返す」は、「過ぎ去ったことを思い出す」という意味があります。
例えば社会人が、学生時代の出来事を思い出す時に、「思い返す」という言葉を使います。
また、「思い返す」には「考えを改める」という意味があります。
例えば、昨日誰かに話した内容を、今日になって改めるようなとき、「考えを改める」と表現できます。
「思い直す」とは?
「思い直す」は「おもいなおす」と読みます。
「思い直す」は、「心に決めたことを改める」、「考えを改める」、「考え直す」という意味があります。
一度心に決めたけれど、それを改めるような場面で、「考え直す」という言葉を使うことができます。
「思い返す」と「思い直す」の違い
「思い返す」と「思い直す」の違いを、分かりやすく解説します。
「思い返す」には「考えを改める」という意味があります。
一方で、「思い直す」は、「心に決めたことを改める」という意味があります。
この意味では、2つの言葉はほとんど同じ意味がありますが、「思い返す」には「過去のことを思い出す」という意味があり、「思い直す」にはそのような意味がないという、大きな違いがあります。
「思い返す」の例文
・『青春時代を思い返す』
・『昨日の発言を思い返し、友達に謝ることにする』
「思い直す」の例文
・『転職を思い直し、今の会社にとどまる』
・『離婚を思い直してもらうため、妻と話し合いをする』
まとめ
「思い返す」と「思い直す」という2つの言葉の違いについてみてきました。
2つの言葉には、共通の意味がありましたが、まるで違う意味があることもわかりました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、これからは、「思い返す」と「思い直す」を混同せずに使い分けることができるようになるのではないでしょうか。