「アルバム」と「写真集」はどちらも写真を集めたものですが、具体的にどのような基準で区別されるのでしょうか。
この記事では、「アルバム」と「写真集」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アルバム」とは?
「アルバム」とは、「撮影した写真をまとめた冊子」のことです。
カメラを使って撮影した写真を後から見返しやすいよう1つの冊子にまとめたものを指します。
本来は現像した写真そのもの台紙に貼り付けてまとめた収集冊子でしたが、デジタルカメラの登場により写真を現像する機会が少なくなってからは撮影データの中から好みの写真をチョイスしてまとめた冊子のことを「アルバム」と呼んでいます。
基本的には加工せず撮影した写真をそのまま寄せ集めたものが「アルバム」です。
「写真集」とは?
「写真集」とは、「特定のテーマに沿った写真を集めて作成される出版物」を表す言葉です。
共通するテーマで撮影された写真を集めて編集し作成する本を指します。
特定の人物の写真をまとめたもののほか建物やスポーツ、乗り物や風景などさまざまなテーマが設定されます。
テーマの魅力を伝える芸術作品として作られることが多く、写真作品を集めた作品集の性質を有しているのが特徴です。
「アルバム」と「写真集」の違い
「アルバム」と「写真集」の違いを、分かりやすく解説します。
「アルバム」と「写真集」の違いは「目的」です。
「アルバム」は撮影した写真を後で見返すための記録集としての性質を持つのに対し「写真集」は芸術作品としての写真をまとめた作品集の性質を持ちます。
「アルバム」は個人写真や家族写真などパーソナルな写真を集め、見るのも基本的には本人や家族など写真の関係者です。
「写真集」は作品として出版されるのでテーマに興味を持った人や写真家のファンなど不特定多数の人が鑑賞します。
「アルバム」の例文
・『写真をアルバムに貼る』
・『子供時代の写真をアルバムで見る』
「写真集」の例文
・『本屋に写真集を買いに行く』
・『世界遺産の写真集を買う』
まとめ
「アルバム」と「写真集」は同じ写真をまとめた冊子でも作成する目的が違う別物なので正しく区別してください。
