「たんこぶ」や「腫れもの」は皮膚にできる症状であり、それぞれ内容が違います。
この記事では、「たんこぶ」と「腫れもの」の違いを分かりやすく説明していきます。
「たんこぶ」とは?
「たんこぶ」とは「瘤(こぶ)」の俗語であり、皮膚が一時的に大きく盛り上がった部分を示す言葉です。
「たんこぶ」は皮膚を打撲した時や病気で筋肉が固くなることで発生します。
「たんこぶ」はこれ以外にも自由を妨げるものを表す時にも使われており、こちらは「目の上のたんこぶ」という表現が有名です。
打撲によって作られた「たんこぶ」は冷却や安静にすることで痛みが和らぎます。
「腫れもの」とは?
「腫れもの」とは皮膚が炎症などによって腫れている症状を表す言葉です。
「腫れもの」は炎症以外にも膿を伴うものも多く、痛みが強いものは皮膚科などで治療が必要となります。
「腫れもの」はこれ以外にも触れにくい人や難儀な人を示す比喩表現としても使われています。
「腫れもの扱い」とは関わらない方がいい人を表す言葉です。
「たんこぶ」と「腫れもの」の違い
「たんこぶ」は打撲や病気によって皮膚が大きく盛り上がった症状を表す言葉です。
「腫れもの」は皮膚が炎症によって腫れている症状であり、膿が溜まっているものも多く存在します。
この2つは「目の上のたんこぶ」や「腫れもの扱い」のような慣用句も有名です。
「たんこぶ」の例文
・『タンスから荷物が頭に落ちてきて大きなたんこぶができてしまった』
・『頭を殴られた時に描かれるたんこぶの絵柄が昔は苦手でした』
「腫れもの」の例文
・『首に腫れものができてしまったので今週末に皮膚科の予約を入れました』
・『彼は道場の中でも腫れもの扱いされているが、実力だけはトップクラスである』
まとめ
「たんこぶ」は打撲や病気により皮膚が大きく盛り上がった症状であり、「腫れもの」は皮膚が炎症によって腫れている症状を表す言葉です。