「泥棒」と「盗人」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「泥棒」と「盗人」の違いとは?違い

この記事では、「泥棒」「盗人」の違いを分かりやすく説明していきます。

「泥棒」とは?

他人の物を盗み取る者や行為を指す言葉です。

漢字の「泥棒」は当て字で、語源には諸説ありますが、無理に奪う意味の「押し取り」に人を意味する「坊」が付いて「押し取り坊」となり、転訛して「どろぼう」になったとする説や、「取り奪う」が転じて「どろぼう」になったとする説が有力とされます。

現代では、一般的に人の物を盗む者や行為を表す言葉として使われますが、古くはなまけ者や放蕩者、ならず者などを指す場合もありました。


「盗人」とは?

「泥棒」と同じく他人の物を盗む者や行為を指す言葉です。

しかし、「盗人」「泥棒」より古い語で、現在では話し言葉ではあまり使われず、ことわざや慣用句の中で見られることが多いと考えられます。

例えば、「盗人に追い銭」「盗人を捕らえて縄につなぐ」「盗人を心配する」などのように使われます。

また、「盗人」「ぬすっと」と発音されることもあり、その場合は少し可愛らしい響きがあります。


「泥棒」と「盗人」の違い

「泥棒」「盗人」の違いを、分かりやすく解説します。

「泥棒」「盗人」は、意味が似ていますが、使われる場面やニュアンスが異なります。

「泥棒」は一般的な言葉で、現代の日本語ではよく使われます。

その一方で、「盗人」は古風な言葉で、ことわざや慣用句などに見られます。

また、「泥棒」は比較的軽い罪を指すことが多く、「盗人」は重い罪を指すことが多いという違いもあります。

「泥棒」の例文

・『泥棒が家に入ったので、警察に通報した』
・『彼女は泥棒猫と呼ばれている』

「盗人」の例文

・『盗人に襲われて負傷した』
・『昔は、今ほど治安が良くなかったので、そこかしこで盗人が現れた』

まとめ

「泥棒」「盗人」はどちらも他人の物を盗む人を指す言葉ですが、ニュアンスが少し違います。

「泥棒」は一般的な言葉で、家や店などから物を盗む人を指します。

その一方で、「盗人」は古風な言葉で、強盗や賊などの凶悪な泥棒を指します。

それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。

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