物事の大切な点を表す言葉には「眼目」や「重点」があります。
この記事では、「眼目」と「重点」の違いを分かりやすく説明していきます。
「眼目」とは?
「眼目」は「がんもく」と読む言葉であり、身体の目や眼を表す意味や重要な点を表す意味があります。
重要な点という意味の「眼目」は「主眼」と同じような意味で使われます。
「主眼」は物事に対する主要な目的を表す言葉であり、様々な場面で使うことが可能です。
「目」を使った慣用句には色々なものがあり、「一目置く」は相手が優れていることを認めることを表します。
「重点」とは?
「重点」とは物事の大切なところや場所を表す言葉です。
「重点」は特に重きを置くところを示す言葉であり、小さな点から大きな場面など色々なものを示すことが可能です。
「重点」は重要な点や部分に対して注意を払うことが多く、これ以外の点にも多少の注意を支払うものもあります。
「重点的に」は重要な点のみに集中することや力を入れることを表す言葉です。
「重点」の類義語には「集中」があり、こちらも様々な場面で使われています。
「眼目」と「重点」の違い
この2つはどちらも物事の大切なところや点を表す言葉であり、一般的には「重点」の方がよく使われています。
「眼目」は身体の目や眼といった器官を示す時にも使われています。
「眼目」の例文
・『このポエムの眼目となる部分は大きな韻が掛かっており、これを理解しないと難しいです』
・『動物の分類には眼目を使ったものも多く、これだけでも様々な研究がなされています』
「重点」の例文
・『重点を整理したところ、この理論の基礎が分かってきました』
・『掃除を重点的にしたので、久しぶりにゆっくりと寝られます』
まとめ
「眼目」や「重点」は物事の大切な点や部分を示す言葉です。
「重点」は「重点的に」という言葉もよく使われており、こちらは集中的にすることや力を入れてやることを表します。