この記事では、「相当する」と「合致する」の違いを分かりやすく説明していきます。
「相当する」とは?
「価値や働きなどが、それとほぼ等しいこと」や「それに対応すること」という意味です。
また、「程度が、そのものごとにふさわしいこと」や「かなりの程度であること」という意味もあります。
基本的に、「ものごとの程度」に関する状態を示す言葉です。
「相当する」は、「ほぼ同じ」や「対応する」というニュアンスを持つ言葉です。
「合致する」とは?
「ぴったり合うこと」や「一致すること」という意味です。
基本的に、「ものごとの一致」に関する状態を示す言葉です。
例えば、「彼の証言は証拠と合致する」という場合、彼の証言が証拠と矛盾しないということです。
また、「彼の考えは私の考えと合致する」という場合、彼の考えが私の考えと同じということです。
さらに、「彼の行動は規則に合致する」という場合、彼の行動が規則に違反しないということです。
このように、「合致する」は、「完全に同じ」や「一致する」というニュアンスを持つ言葉です。
「相当する」と「合致する」の違い
「相当する」と「合致する」の違いを、分かりやすく解説します。
「相当する」と「合致する」の違いは、前者が「ほぼ等しい」という程度の表現であるのに対し、後者が「完全に一致する」という確実な表現であるという点です。
また、前者は「対応する」という意味も持ちますが、後者は「方向性が同じである」という意味も持ちます。
「相当する」の例文
・『この問題は、中学生レベルに相当する』
・『彼は君のレベルに相当する実力者だろう』
「合致する」の例文
・『この図形は、正方形と合致する』
・『彼女の証言は、証拠と合致していた』
まとめ
「相当する」と「合致する」は、似たような意味を指す言葉です。
「相当する」は、「ほぼ同じ」という程度の表現であり、「合致する」は、「完全に同じ」という強い表現であると言えます。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるようにしましょう。