この記事では、「不誠実」と「不心中」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「不誠実」とは?
素直ではなく、不正を感じる態度する人を「不誠実」【ふせいじつ】といいます。
相手を思う気持ちに欠けていて、真心がまるでない人を指す言葉です。
周囲のことを考えていないは、自分だけが良ければいい態度は勝手な人と感じさせます。
このような人は真剣みに欠けていたり、優しさもない冷たい人間にしか見えないのです。
「不心中」とは?
世間で守るべき義理に背を向ける行為を「不心中」【ぶしんじゅう】といいます。
誠実な態度は見せず、信義を守ろうとしないところが見られるのです。
恋愛でいえば、女性と男性の間で真剣に相手と付き合うのではなく、浮気して裏切る行為を簡単にしては深い愛情を貫こうとはしません。
このように、不誠実で信用できない行動をする人を嫌う意味で使われている言葉です。
「不誠実」と「不心中」の違い
ここでは「不誠実」と「不心中」の違いを、分かりやすく解説します。
ろくでもないほどの行為を見せる「不誠実」な人は、相手を非難するだけで心を込めて付き合おうとはしません。
軽薄な態度を見せたり、話し方するところも誠実さを感じさせず、どこか投げやりな振る舞いするのがいみ嫌われる要素になってしまうのです。
もう一方の「不心中」は約束していたのに、平気で裏切る不誠実な人を指します。
このように義理を守らず、周囲を傷つけても信義を通さないといった意味で使われている言葉です。
「不誠実」の例文
・『取引先の不誠実な態度を非難すると連絡がこなくなった』
・『不誠実な顧問のやり方に部員は背を向けて部活を放棄した』
「不心中」の例文
・『何人もの女性を弄んで捨てる男の不心中さを描いた舞台だった』
・『不心中者が村に現れて、人々の親切心に漬け込み騙した』
まとめ
似ている意味で使われている言葉ではありますが、どのような態度や行動を見せる人に使うか学び、使い分けてみるといいでしょう。