危険な出来事が発生する時やそのような雰囲気を表す言葉には「不穏」や「物騒」があります。
この記事では、「不穏」と「物騒」の違いを分かりやすく説明していきます。
「不穏」とは?
「不穏」とは状況が穏やかでないことや危険な雰囲気になっていることを表す言葉です。
「不穏」や将来発生しそうな危機や危険が存在することや孕んでいることを表す時にも使います。
「不穏」の反対語は「平穏」であり、状況が穏やかなことや平和なことを表す時に使う言葉です。
「不穏」は個人間の関係性から国や政府、集団で発生する状態が穏やかでないことを表す時にも使うことが可能です。
「物騒」とは?
「物騒」とはよくないことや悪い出来事が発生する感じや雰囲気を表す言葉です。
「物騒」はこれ以外にもざわざわとして落ち着かないことや様子を表す時にも使います。
「物騒」は行動や雰囲気以外にも持ち物や道具が危険なことを表す時にも使うことが可能です。
「物騒な武器」は人を攻撃するものとして見なされることが多く、日本では銃刀法によって一般人が武器を持つことは制限されています。
「不穏」と「物騒」の違い
「不穏」は状況が穏やかでないことや危険な雰囲気を表す言葉です。
「物騒」はよくないことや悪い出来事が発生するような状態を表す言葉であり、こちらの方が大きな危険性に対して使います。
「不穏」の例文
・『何やら不穏な雰囲気になってきたので、少し休憩を入れて落ち着きましょう』
・『彼の行動は不穏なものがあったので、探偵は尾行して探りを入れることにしました』
「物騒」の例文
・『物騒な世の中になったなと彼は思いましたが、次の日にそんなことは忘れてしまいました』
・『最近強盗が多いことからこの町は物騒になったなと思います』
まとめ
「不穏」は状況が穏やかでないことや危険な雰囲気を表す言葉であり、「物騒」は悪いことが発生する雰囲気やそれが実際に発生して状況が悪くなっていることを表す言葉です。