「またがる」と「のしかかる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「またがる」と「のしかかる」の違いとは?違い

この記事では、「またがる」「のしかかる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「またがる」とは?

四つん這いになった人の背中を両足で跨いで見下す行為を「またがる」といいます。

漢字で跨ると書き、両足を大きく左右に広げて両足で人を挟むようにして背中に乗るという行動を指すわけです。

例えば、公園のシーソーに乗るときは股を広げて尻を板に置くようにして乗ります。

他の使い方としては、「淀川にまたがる橋だ」と左右の陸に柱を立てて渡らせた建造物を表す言葉です。


「のしかかる」とは?

重量がある物が上から倒れ掛かるようにかぶさることを「のしかかる」といいます。

このようなところから、自分1人で支えるのは難しいほど難題がのしかかってくる状況を指す言葉です。

また、強い責任を感じるほどの難しい仕事を任されて困る状況は好ましくないと感じる場面で「重圧がのしかかる」といった使い方をします。

このように、立場が上の者からの圧力がかかる場面で使われている言葉です。


「またがる」と「のしかかる」の違い

ここでは「またがる」「のしかかる」の違いを、分かりやすく解説します。

親しい者とじゃれ合うとき、両足を大きく広げて跨ぐ行為を「またがる」といいます。

ここから敵対関係にあり、憎しみを持つ相手を仰向けに倒しては跨ぎ、見下す行動を見せる際にも使われている行動です。

また、「何年もまたがる工事」というように、かなり困難を要する作業につまずく様子を表します。

もう一方の「のしかかる」は、難題が降りかかる重圧に押し潰されそうなほど強く押さえつけられた状態を指す言葉です。

「またがる」の例文

・『兄の背中にまたがる子供は馬に乗っているようだ』
・『このダムは10年にもまたがる工事を経て完成した』

「のしかかる」の例文

・『大規模な建物の設計を担う重圧がのしかかる』
・『過酷な練習がのしかかる部員はとうとう倒れてしまった』

まとめ

自分が行動して見せる動きに関するか、相手から重圧がかかる場面で使うかに違いがあります。

どのような状況でどう使えばいいか学び、行動に見合う言葉を選んでみるといいでしょう。

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