「真似る」と「似せる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「真似る」と「似せる」の違いとは?違い

この記事では、「真似る」「似せる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「真似る」とは?

受け入れたいと思う考えや、行動そっくりに実行することを「真似る」【まねる】といいます。

他人の考え方で良いと思うものがあれば同じようにやってみて、良い結果が出せるようにするのです。

例えば、プロ野球選手の球の投げ方をそっくりに練習して実行すればより速く投げられる腕の角度や足の上げ方を真似します。

そのために野球選手の動きを何度も観察して学ぶわけです。


「似せる」とは?

意図的に相手の魅力的なところを取り入れて、物作りがしたいと思うことを「似せる」【にせる】といいます。

例えば、本物そっくりに作りたいと思うとき、形や色をよく見て作るのです。

良いところばかりではなく、悪いと感じる特長も取り入れるとより本物に似せられます。

より本物に近く仕上がるように取り入れる方法でもあり、本物とそっくりのコピー品を制作するときに使うわけです。


「真似る」と「似せる」の違い

ここでは「真似る」「似せる」の違いを、分かりやすく解説します。

自分も憧れる人と同じようになりたいと思ったとき、口調や動き、考え方を似せることを「真似る」といいます。

演技する人はお年寄りの役をうまくこなすため高齢者の口調や動きを似せるのです。

もう一方の「似せる」は、本物そっくりに作り上げるためよりそっくりに仕上がるように作ります。

「真似る」は、他人の行動をそっくりに表現しますが、「似せる」は物作りするとき意図的に取り入れるやり方を指すところが違う点です。

「真似る」の例文

・『大好きな恋人の前で、猫の仕草を真似る彼女が可愛い』
・『他界した大物歌手の歌い方を真似る芸人が話題になる』

「似せる」の例文

・『奈良時代の建築技法を伝えるため昔の建物に似せる』
・『昔の味に近づけるため製造の仕方を似せて作る』

まとめ

同じようにしたいと思うとき、相手の動きを取り入れたり、同じ物作りするときに使う言葉との違いがあります。

どのように使うか勉強して、使い分けてみるといいでしょう。

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