前もって物を貯めておくことや蓄えを表す言葉には「予備」や「蓄積」があります。
この記事では、「予備」と「蓄積」の違いを分かりやすく説明していきます。
「予備」とは?
「予備」とはある物事が発生した時やそれをする時のために用意したものを表す言葉です。
「予備」は前もって準備することやその物品を表す時にも使います。
「予備」はこれ以外にも有事の時に軍役に戻る一般兵である「予備役」を表す時にも使うことが可能です。
「予備知識」とは事前に準備しておく知識を表す言葉であり、これを知っておくと学習や物語などを効率的に得ることが可能になります。
「蓄積」とは?
「蓄積」とはたくさん貯えることや積み上げることを表す言葉です。
「蓄積」は金銭のような物質的なものから、知識のような抽象的なものに対して使うことも可能です。
「蓄積」は良いもの以外にも悪いものが貯まることを表す時にも使う言葉であり、疲労やストレスなどに対しても使います。
「蓄積」の類義語には「累積」がありますが、こちらは重なり積もることを表す意味の言葉です。
「予備」と「蓄積」の違い
「予備」は物事が発生した際やそれに備えて用意することやその物品などを表す言葉です。
「蓄積」はたくさん貯えることや積み上げることを表す言葉であり、準備するという目的以外にも使うことが可能です。
「予備」の例文
・『予備の単三電池があったと思いましたが、見つからないのでコンビニに行ってきました』
・『病気になってしまったので試験の予備日にテストを受けることになりました』
「蓄積」の例文
・『蓄積された砂の層を観察していると昔の大地がどのような形になっていたのか分かります』
・『疲労が大分蓄積してきているので、帰りにマッサージ店に行ってきます』
まとめ
「予備」は予め準備したものを表す言葉であり、「蓄積」はたくさん貯えることや積み上げることを表す言葉です。
「蓄積」は準備以外にも色々な目的で行うことが可能です。
