この記事では、「教わる」と「学ぶ」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「教わる」とは?
自らが習って技を習得してみたいと思う分野において、経験がある者から技や知識を得ることを「教わる」【おそわる】といいます。
例えば、中国料理を本格的に作ってみたいと思うとき、野菜の選び方から切り方、味付けにいたるまで幅広く教えてもらうのです。
また、先輩に道具を修理する方法を「教わる」といった言い方するなど、主に人からやり方を学ぶ行為を指します。
「学ぶ」とは?
興味がある分野の本を読んだり、知識がある者から教えてもらい、記憶することを「学ぶ」【まなぶ】といいます。
例えば、過去の資料や教材を見たり、知識がある者に聞くなどして知識を得るのです。
学び方としては、オンライン教室から知識を得る方法や、自らが塾に行って「学ぶ」方法もあります。
また、着物の着付けができる人からやり方について真似して習得する方法もあるわけです。
「教わる」と「学ぶ」の違い
ここでは「教わる」と「学ぶ」の違いを、分かりやすく解説します。
すでに最初から教える内容が決まっていて、授業形式で知識を習得するのが「教わる」です。
楽器を弾いたり、踊りを習うといった分野でよく使われている方法を指します。
もう一方の「学ぶ」は、自らが習いたいと思う本を読んだり、塾に行って講師から詳しく聞くといった色々な方法から選択するのです。
「教わる」は、知識がある教師や講師、インストラクターといった教える側がいるのに対して、「学ぶ」は自分だけで知識を得るところが違います。
「教わる」の例文
・『大正琴の弾き方を教わるため東京の教室に通っている』
・『教わる側は講師の話をよく聴き、弾き方を真似して習得する』
「学ぶ」の例文
・『網を仕掛ける方法を年配の人から学ぶ彼の夢は漁師だ』
・『外国人が扇子の作り方を学ぶため職人に弟子入りした』
まとめ
人から知識を教えてもらう行為を指す言葉ではありますが、どのような場面で使えばより意味が通じるかに着目して使い分けてみましょう。