この記事では、「拝見しました」と「確認いたしました」の違いを分かりやすく説明していきます。
「拝見しました」とは?
拝んで見ると書く「拝見」は、見ることをへりくだっていう語です。
謹んで見ることといった意味があります。
つまり、「拝見しました」は目上の人に対し使用することができる謙譲語で目上の人に何かを見たことを伝える言葉になります。
「見た」の場合、目でそのものを捉えることを意味します。
そのため、「拝見しました」は目上の人に対し、そのものを目で捉えました、と伝える意味になります。
「確認いたしました」とは?
「確認いたしました」の「確認」には、はっきりと認めること、そうであるとはっきり確かめること、事実関係において疑いや争いがあるとき、これを判断・認定すること、といった意味があります。
このような意味を持つ「確認」に「いたしました」を付け加えることで、目上の人に対し、そのものを確認したことを伝える際に使用することが可能になります。
「拝見しました」と「確認いたしました」の違い
「拝見しました」と「確認いたしました」の違いを、分かりやすく解説します。
「拝見しました」と「確認いたしました」はどちらも敬語表現となるため、目上の人に対し使用可能な表現方法です。
そのうえで違いは、「拝見」と「確認」にあります。
「拝見」は「見た」の謙譲語です。
つまり、何かを目で捉えただけに過ぎません。
「拝見しました」では、その内容は目で見ただけとなります。
一方、「確認」は違います。
「確認」の場合、その内容について認識すること、確かめること、を意味します。
そのため、「確認いたしました」の場合は目上の人に対し、その内容について認識しました、確かめました、と伝える表現方法になります。
「拝見しました」の例文
・『先日頂いた資料を拝見しました』
・『お手紙を拝見しました』
「確認いたしました」の例文
・『メールの内容は確認いたしました』
・『明日のスケジュールを確認いたしました』
まとめ
「拝見しました」と「確認いたしました」は、以上のように「拝見」と「確認」の違いに注目する必要があります。