名字の「菊池」と「菊地」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「菊池」と「菊地」の違いとは?違い

この記事では、名字の「菊池」「菊地」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「菊池」とは?

日本には2023年現在で全国に約158,000人存在する「菊池」【きくいけ・きくち】は、肥後国の菊池郡に住んでいた武士に与えられた名字であり、全国に生活区域を広げていきました。

名前の「菊」は崖の元となる起伏がある谷を指し、大きな「池」にちなんで池と地を意味し、この2つの漢字を掛け合わせたのが「菊池」となります。

昔は「くくち」と読み、「きくち」は当て字です。

現在は発祥となる菊池市よりも岩手県や北海道、東京都、茨城県といった北日本に分布しています。


「菊地」

今は熊本県と呼ぶ肥前国菊池郡に、武士である藤原正則の血が流れる子孫がいて、その人達が「菊池」と名乗り出ました。

彼等は力が強く、様々な戦場へかり出され、さらに力をつけていく過程で大友氏に負けてしまいます。

そのとき、東北に行った武士は「菊」を残してその土地を意味する「地」を掛け合わせて「菊地」【きくち】と名を変えて使うようになったのです。

岩手県に多く存在する名字であり、次に東京都、青森県にも多く生活しています。

他には三重県や長野県でも「菊地」を名乗る者が存在する名字です。


「菊池」と「菊地」の違い

「菊池」「菊地」の違いを、分かりやすく解説します。

平安時代に活躍した武士に「菊池」という名字を名乗り、戦地ではおおいに活躍していました。

その活躍ぶりは後醍醐天皇が力をつけた南北朝時代にまで達し、武力で大勢の敵を打ち負かしたのです。

ただ、東北へ送り出された武士が戦場で敗れ、そのまま土地に残ったとき「菊池」「菊地」に変えて名乗ったことで2つの名字が生まれます。

「菊池」と名乗る人は青森県、岩手県、茨城県、愛媛県、宮崎県に多く見られますが、「菊地」は北海道から神奈川県まで散らばり、岩手県が最も人数が集中している点が違うところです。

まとめ

昔は同じ出身の出であった武士が東北で負けて、「池」「地」に変えたことで生まれたのが「菊地」です。

深堀すればさらに面白い発見ができるでしょう。

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