「設ける」と「セットする」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「設ける」と「セットする」の違いとは?違い

この記事では、「設ける」「セットする」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「設ける」とは?

人が集まる所に椅子を並べて座れるようにすることを席を「設ける」【もうける】といいます。

卒業式のために折り畳み椅子を体育館にきれいに並べて準備して、その日に備えるのです。

他には問題が起きたとき、敵対関係の者が話し合えるように場を設ける」といったように使います。

また、現状を良い方向に変えるとき、委員会や関門を設けて事態を変えるわけです。


「セットする」とは?

起きたい時間に時計を設定することを「セットする」といいます。

朝早く起きたいと思えば目覚まし機能の針を5時か6時に合わせるのです。

運動会では選手がスタート地点につき、一斉に乱れることなく走り出すため体勢を整えて準備します。

主に、ある場所に物をはぶれることなく置き、次の行動に移すべく位置づけるという意味で使われている言葉です。


「設ける」と「セットする」の違い

ここでは「設ける」「セットする」の違いを、分かりやすく解説します。

問題を解決すべき場面では、話し合いの場をつくるのが大事といった意味で使われているのが「設ける」です。

残業ばかり続く職場を改善するため社員を集めて話し合ったり、怪しいと感じる事を調査するときは委員会を立ち上げます。

もう一方の「セットする」は動かないよう特定した所へ設定した物を置くという意味で使われている言葉です。

“set”「セット」は時計や機械を正しく設置して置くといった場面で使われています。

「設ける」の例文

・『1日に振り込める額を設けると不正に振り込まれる犯罪から守れる』
・『韓国と日本をつなぐ海底トンネルを設けると移動が楽になる』

「セットする」の例文

・『新しい目覚まし時計で9時になるようにベルをセットする』
・『釜で炒飯にするため炊いたご飯と切った具を入れてセットする』

まとめ

目的があって設置するという意味で使われている言葉を取り上げました。

どのように使うか学び、場面によって何をしたか伝えてみるといいでしょう。

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