「要するに」と「結局」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「要するに」と「結局」の違いとは?違い

この記事では、「要するに」「結局」の違いを分かりやすく説明していきます。

「要するに」とは?

「要するに」とは、「話を短く要約した場合は」または「まとめて言うならば」などという意味合いで使われている言葉です。

「簡単に言えば」あるいは「かいつまんで言うと」などというニュアンスで用いられている表現ですが、あまりにも多用し過ぎてしまうと相手に対して少々失礼な印象を与えてしまう可能性もある文言と言えます。


「結局」とは?

「結局」とは、「最終的には」あるいは「結末としては」などという意味合いで使われている言葉です。

元々は「囲碁において1局を打ちおえた」際に用いられていた専門用語で、そこから意味が転じて「さまざまな過程を経て落ち着いた結果」などというニュアンスで用いられている文言です。

また、「あげくの果てに」「詰まる所」、ないし「差し詰め」などという表現が類語として知られています。


「要するに」と「結局」の違い

「要するに」「結局」は、どちらの語句も「短く言えば」などという少々似たような意味で使われることもある言葉です。

「要するにハッピーエンドに終わりました」および「結局ハッピーエンドに終わりました」などという同じような使い方ができる一方で、受ける印象やニュアンスなどは前者の方がやや乱暴な感じがするとも言える注意が必要な表現です。

「要するに」の例文

・『要するにチームワークとは自己犠牲の気持ちが大切です』
・『長々と説明してきましたが、要するにもっと頑張りましょうということです』

「結局」の例文

・『結局はみんなの想像どおりの結果に落ち着きましたね』
・『青い空が突然灰色に変わってきましたが、結局雨は降ってきませんでした』

まとめ

「要するに」「結局」はいずれの語句も「落ち着くところは」などという意味合いで使われている言葉です。

使用する際にはそれぞれの語句がもっている微妙なニュアンスの違いに注意をしながら場面や状況などに応じて上手に使い分けるようにしましょう。

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