「絞る」と「切迫」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「絞る」と「切迫」の違いとは?違い

この記事では、「絞る」「切迫」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「絞る」とは?

水分を含む重い布を使うとき、両手で強くねじって軽くすることを「絞る」【しぼる】といいます。

あまりにも水分が多いままだと拭いたとき床や壁がひどく濡れてしまうので、その前に水気をしっかり取り除くため両手に力を入れて雑巾やタオルをねじるわけです。

このようなところから、「ウエストを絞る」といって、太ってしまった人が痩せて美しい体型になると宣言する場面で使います。


「切迫」とは?

差し迫った状態で追い詰められることを「切迫」【せっぱく】といいます。

例えば、妊娠している女性の身に問題が起き、今すぐ対処しなければお腹の中にいる命が危ない状態になるとき、「切迫流産する」可能性が高くなるのです。

何らかの対策しなければ母体も危険な状態になるといった場面で使われています。

それほど切羽詰った状態に追い込まれたときに使われている言葉です。


「絞る」と「切迫」の違い

ここでは「絞る」「切迫」の違いを、分かりやすく解説します。

自分の身に危険が差し迫っている状態を「切迫」といいます。

かなり危険な状態であり、早めに対策しなければ命が危ない状況を指す言葉です。

「申し込み期限が切迫する」といえば、もう時間がない状態であるため早くに申請しないと受け付けてもらえません。

もう一方の「切迫」は自分の命が危険な状況にまで追い込まれたり、期日がすぐそこまで迫っている状況を示す言葉です。

この2つの大きな違いは、「切迫」はとても緊張した状態を表す言葉として使われていますが、「絞る」は人の行為を表すとき使われています。

「絞る」の例文

・『しっかり絞ると雑巾が早く乾き、雑菌の臭いも抑えられる』
・『余計な出費を見直して絞ると、それだけお小遣いにまわせる』

「切迫」の例文

・『返済期限がそこまで切迫しているので、お金を用意した』
・『前から大きな猪が襲って来きたとき、脈が切迫した』

まとめ

重さを軽くするため「絞る」という行為する、緊張した状況に追い込まれるときは「切迫」を使うと覚えて、うまく今の状態を伝えてみるといいでしょう。

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