「ぴったり」と「正に」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「ぴったり」と「正に」の違いとは?違い

この記事では、「ぴったり」「正に」の違いを分かりやすく説明していきます。

「ぴったり」とは?

「ぴったり」とは、隙間なく密着していること。

例えば、「前の人にぴったりとつく」などといった状況。

急に完全に止まること。

例えば、「酒をぴったりとやめる」などといった状況。

少しの狂いもなく適合すること。

例えば、「ぴったり7時に起きる」などといった状況を意味します。

他の言葉で言えば、「丁度」「きちんと」「ぴたっと」「最適」「ちょうど」などになります。


「正に」とは?

「正に」とは、ある事が確かな事実であること。

言い換えると、「間違いなく」「本当に」になります。

使い方としては、「事実は正に彼の言った通りでした」などになります。

また、実現や継続の時点を強調する意味もあり、言い換えると、「ちょうど」「あたかも」になります。

使い方としては、「彼は正に足を踏み入れた瞬間、犯人に撃たれた」などになります。

そのほか、当然であることをしなければならないさま、ある事が実現しそうだという気持ちを表す語、「どうして○○しようか」といった意味もあります。


「ぴったり」と「正に」の違い

「ぴったり」「正に」の違いを、分かりやすく解説します。

「ちょうど」といった意味では似た意味を持つ「ぴったり」「正に」

そのうえで、「正に」にある、ある事が確かな事実であるという意味が「ぴったり」にはありません。

この点が「ぴったり」「正に」の大きな違いです。

「ぴったり」の例文

・『病気になった母のことを思い、父はぴったりと酒とたばこをやめました』
・『几帳面な彼はいつも、ぴったりと約束の時間に待ち合わせ場所に到着します』

「正に」の例文

・『彼が発言した内容は正に私の考えと同じでした』
・『私が部屋に入った瞬間、正に事態が大きく動きました』

まとめ

以上のように似た意味を持つ言葉ですが、「正に」にはあって「ぴったりと」にはない意味があるため、その点には注意が必要です。

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