「起き上がる」と「立ち上がる」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「起き上がる」と「立ち上がる」の違いとは?違い

この記事では、「起き上がる」「立ち上がる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。

「起き上がる」とは?

布団の上で寝ている人が上半身を起こす動きを「起き上がる」【おきあがる】といいます。

体を横にしていたとき、目覚まし時計が鳴ったので目を覚まし、むくっと起きるのです。

主に、自分だけの力で横になった体を起こす行為を指す言葉で、寝ぼけている状態を改善します。

ここから強敵に倒されてもまた力を振り絞って、戦いに挑む気力を意味する言葉として使う言葉です。


「立ち上がる」とは?

座っていて移動したいと思ったとき、両足に力を入れて立つことを「立ち上がる」【たちあがる】といいます。

椅子に座っている生徒が教師から答案用紙を受け取るために立ち上がり、移動するのです。

それまでは膝を曲げていた状態でしたが、体を上げるためピンと伸ばす人の動作を指します。

このようなところから、一度は力尽きて倒れてしまった人が力を振り絞り、立って試練に挑むという意味でも使うわけです。


「起き上がる」と「立ち上がる」の違い

「起き上がる」「立ち上がる」の違いを、分かりやすく解説します。

横になっていた体を起こすのが「起き上がる」です。

このような意味から、打たれても蹴られても負けず、立ち向かっていく様子を表します。

もう一方の「立ち上がる」は、座っている人が次の行動に移るため膝を伸ばし、足裏に力を入れてしっかり地面を踏みしめて立つという動作を指すのです。

このような意味から、悲惨な状態を抜け出して前向きに行動するという意味でも使われています。

「起き上がる」の例文

・『早めに起き上がると時間に余裕が出て、忘れ物をしなくなる』
・『監督に罵倒されても、前向きに起き上がる後輩に勇気を貰う』

「立ち上がる」の例文

・『急に立ち上がる癖がある弟は、周囲に目を向けられない』
・『一丸となって災害に立ち向う村に、各地から支援が届く』

まとめ

「上がる」は同じ言葉ですが、「起」「立」の違いにより体の動かし方に違いがあります。

漢字の意味を深堀して、それぞれの使い方に目を向けてみるといいでしょう。

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