この記事では、「方針を立てる」と「目標を立てる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「方針を立てる」とは?
「方針を立てる」とは、「事業や組織などについての主な方向性を定める」あるいは「基本とする方法や進むべき道を決める」などという意味合いで使われている表現です。
すべての社員や関係者などが理解しやすいように「企業や会社などが目指すべき方向」や「業務において基本とする主張」などを示す「方針」を明示して、事業を展開していくことがビジネス上における一般的な通例となっています。
「目標を立てる」とは?
「目標を立てる」とは、「将来的な着地点を設定する」さまや「具体的な数値を決めてそれに向かって進んでいく」様子などを示す言葉です。
「目指すべき対象」ないし「行動を進める上での目印」などを表す「目標」を立てることで、ある時点での自分の成長度合いや進捗具合などを確かめる際に分かりやすい指標として使うことができるようになります。
「方針を立てる」と「目標を立てる」の違い
「方針を立てる」と「目標を立てる」の違いを、分かりやすく解説します。
「方針を立てる」と「目標を立てる」は、どちらの語句も「目指すべき場所や対象を決めて向かって行く」などという意味合いで使われている表現です。
「方針」は、目的を成し遂げるために拠り所とする大体の方向や向きなどを示し、一方「目標」は細かい期間や段階などをしっかり設定した上での具体的なゴールを指して使用されている言い回しになります。
「方針を立てる」の例文
・『営業部の方針を立てる前にまずは全社的な方針を確認しましょう』
・『経営方針を立てる取締役会は会社の心臓部とも言えます』
「目標を立てる」の例文
・『大きな目標を立てることは大切ですが、日々の小さな努力も重要です』
・『目標を立てると、それに向かって真っすぐ進んでいくことができます』
まとめ
「方針を立てる」と「目標を立てる」は、いずれの言葉も企業や組織などが設定して向かって行く指標として使われている表現です。
それぞれの意味合いは異なりますので、細かい違いに注意をしてうまく使い分けるようにしましょう。