「偶像」と「聖像」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「偶像」と「聖像」の違いとは?違い

この記事では、「偶像」「聖像」の違いを分かりやすく説明していきます。

「偶像」とは?

「偶像」「ぐうぞう」と読みます。

「偶像」は、「神仏をかたどった、信仰の対象となる像のこと」という意味があります。

宗教上の人物や、神様などをかたどった像のことを、「偶像」と呼びます。

また、「偶像」には「あこがれや、崇拝の対象となるもの」という意味があります。

若者が憧れる、カリスマ的な歌手などは、「あの歌手は若者の偶像となっている」などと表現されることがあります。


「聖像」とは?

「聖像」「せいぞう」と読みます。

「聖像」は、「聖人の肖像」という意味があります。

また「天子の肖像」という意味や、「キリストおよび、聖母マリアの像」という意味があります。


「偶像」と「聖像」の違い

「偶像」「聖像」の違いを、分かりやすく解説します。

「偶像」は、「神仏をかたどった、信仰の対象となる像のこと」という意味があり、「聖像」は、「聖人の肖像」という意味があります。

どちらも、ある宗教で大切にされている、肖像画や彫刻などを意味する言葉という共通点があり、基本的に同じ意味があります。

ただし、「聖像」は、キリスト教の、カトリックの人々が使うことが多い言葉という違いがあります。

「偶像」の例文

・『本来は偶像崇拝を禁止されているはずの宗教』
・『彼は世界的な活躍をして、この国の偶像となった』

「聖像」の例文

・『聖像禁止令が発令された』
・『聖像を崇める信者たち』

まとめ

「偶像」「聖像」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、神仏や聖人をかたどった肖像という共通の意味があることが分かりました。

しかし、「偶像」は、使用される範囲が広いのに対して、「聖像」は、主にキリスト教カトリックの人々が使う言葉という大きな違いがあります。

このように、2つの言葉の違いを知ることで、2つの言葉をきちんと使い分けられるようになるのではないでしょうか。

違い
違い比較辞典