自分の考えを頑なに守ったり、特別な思い入れがあることを表す言葉には「固執」や「こだわり」があります。
この記事では、「固執」と「こだわり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「固執」とは?
「固執」とは自分の意見や考えを頑なに守ることや、主張などを譲らないことを表す言葉です。
この言葉に使われている「執」は手に取るや扱う、こだわる、捕まえるという意味があります。
「固執」は客観的な判断ではなく主観的な判断によって意見や考えを頑なに守ることを表すのが特徴であり、ネガティブな意味の言葉としても使われます。
「こだわり」とは?
「こだわり」とは特別な思い入れがあることや、特定の行為や物事に対して強く執着することを表す言葉です。
「こだわり」は仕事や作業から創作活動など様々なものに対して使うことが可能であり、これによって効率性が上がったり創作性の高いものが生まれるものも存在します。
「こだわり」は一般的な生活スタイルや行動などにも使うことが可能であり、ファッションや食事、音楽の好みなどにも使われています。
「固執」と「こだわり」の違い
「固執」は自分の意見を頑なに守ることや譲らない態度を示す言葉であり、主観的な判断に基づくのが特徴です。
「こだわり」は特別な思い入れがあることや強い執着を表す言葉であり、仕事の効率や創作活動、日常生活などによい影響を与えるものも存在します。
「固執」の例文
・『彼はその計画の進行役に固執しており、少し危険だと思います』
・『警部が固執している連続殺人に関して新しい情報がもたらされた』
「こだわり」の例文
・『このフィギュアのこだわりポイントが伝わってきたので、これは凄いと思いました』
・『ファッションのこだわりポイントは男性に中々伝わりません』
まとめ
「固執」や「こだわり」は特定の考えや思い入れを表す言葉であり、様々なものに影響を与えます。
「固執」はネガティブな意味でも使われますが、「こだわり」はよい意味でも使われています。
