この記事では、「パッションフルーツ」と「トケイソウ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「パッションフルーツ」とは?
パッションフルーツとはトケイソウ科の植物の一種で、果実は食用とされています。
単にパッションフルーツというと、この果実を指すことが多いです。
パッションフルーツはアメリカ大陸の亜熱帯地域が原産で、ゼリー状の果肉の中に黒い種があります。
果肉を種子ごと食べるのが一般的ですが、ゼリーやジュースに加工したりもします。
南国フルーツならではのトロピカルな香りと甘酸っぱい味わいが特徴です。
パッションフルーツは酸味が強い果物ですが、熟すと酸味が薄くなり甘味が強くなります。
「トケイソウ」とは?
トケイソウとは、トケイソウ科トケイソウ属に分類される植物です。
花が時計の文字盤に似ていることからトケイソウ(時計草)という名前が付きました。
英語ではpassion flower(パッションフラワー)と呼ばれています。
イエズス会の修道士がこの花を見て、Passiflora(受難の花)と呼んだのが由来です。
花にある十字の形をキリストが磔にされた十字架に見立てたからでした。
「パッションフルーツ」と「トケイソウ」の違い
トケイソウはトケイソウ科トケイソウ属に属する植物で、パッションフルーツもそのうちの1つです。
トケイソウ科トケイソウ属の植物は500種類以上もあり、パッションフルーツは「Passiflora edulis」という種類になります。
和名ではクダモノトケイソウ(果物時計草)呼ばれています。
トケイソウにはパッションフルーツ以外にも、ベニバナトケイソウやブラジルトケイソウ、クサトケイソウなど色々あります。
ハーブとして利用されているものもあるようです。
まとめ
トケイソウはトケイソウ科トケイソウ属に属する植物で、そのうちの1つにパッションフルーツがあります。
また、その果実もパッションフルーツと呼んでいます。