「いっかごん」と「いっかげん」は双方ともある熟語の読みかたとして知られている言葉ですが、どちらか一方が誤用となるため注意が必要です。
この記事では、「いっかごん」と「いっかげん」の違いを分かりやすく説明していきます。
「いっかごん」とは?
「いっかごん」は「一家言」の読みかたとして知られている言葉です。
漢字の「言」の読み方に「ごん」が含まれていることから「いっかごん」と読む人がいるようですが、間違った読みとなるため注意が必要です。
なお、適切な読み方は「いっかげん」となります。
「いっかげん」とは?
「いっかげん」は熟語「一家言」を正しく読んだ言葉です。
「一家言」には「その人が独自に持つ考えや主張」という意味があり、「一般的ではないその人独特の意見」を表現する際に使用します。
「一家言」は、古代中国の歴史家である司馬遷が記した「史記」の中のある記述が語源とされています。
「いっかごん」と「いっかげん」の違い
「いっかごん」と「いっかげん」の違いを分かりやすく解説します。
「いっかごん」も「いっかげん」も「ある人が独自に有する考えや見解」を意味する「一家言」の読みかたとして知られていますが、「いっかごん」は誤った読みで、「いっかげん」の方が正しい読みかたとなります。
「一家言」に使われている「言」の音読みが「ごん」とも「げん」とも読むことから混同されがちですが、「いっかげん」が「一家言」の正確な読みかたであることを覚えておきましょう。
なお、「一家言」は「一般的ではないその人独特の意見」や「独自の主張」、「こだわりの考え方」などを表現する際に使用されます。
例としては、「料理方法について彼女は一家言を持っている」、「落研に入っていた彼は、現在でも落語に一家言があるようだ」などの使用方法が挙げられます。
まとめ
「いっかごん」と「いっかげん」は「一家言」の読みかたとして混同しやすい言葉ですが、「いっかげん」の方が「一家言」の正確な読みかたとなります。
「一家言」の意味と共に覚えておきましょう。
ぜひ参考にして、熟語の読みかたをマスターしていってください。