この記事では、「案ずるより産むが易し」と「必要は発明の母」の違いを分かりやすく説明していきます。
「案ずるより産むが易し」とは?
案ずるより産むが易しとは、新しいことを始める前は色々と心配になるけれど実際に始めてみるとそれ程難しくないという意味のことわざです。
妊娠した女性が出産を不安に思っていても、実際に赤ちゃんを産んでみたら案外たやすくできてしまったという状況を表しています。
取り越し苦労をしないようにという意味でよく使われています。
「必要は発明の母」とは?
必要は発明の母とは、発明は必要から生まれるということを例えたことわざです。
何か不便なことや不自由なことがあると、それを何とかしようと発明が生まれることを表しています。
ジョナサン・スウィフトが書いたガリバー旅行記にある「Necessity is the mother of invention」という一文を日本語に訳した言葉です。
「母」は、新しく生み出すものという意味で使われています。
「案ずるより産むが易し」と「必要は発明の母」の違い
案ずるより産むが易しは新しいことを始める時は心配になるけれど実際はそれ程難しくないという意味のことわざです。
それに対して必要は発明の母は、何か不便や不自由があることで発明が生まれることを表しています。
取り越し苦労をしないようにと助言したい時には、案ずるより産むが易しを使います。
「案ずるより産むが易し」の例文
・『案ずるより産むが易しというから生徒会長になってもきっと大丈夫だよ』
「必要は発明の母」の例文
・『必要は発明の母というのはまさにその通りで便利な家電製品が次々登場している』
まとめ
案ずるより産むが易しは、新しいことを始める際にはあれこれ心配するけれど実際に始めてみたら案外たやすくできるという意味です。
それに対して必要は発明の母は、不便や不自由を感じて必要になることで発明が生まれるという意味になります。