この記事では、「チラ裏」と「路傍の石」の違いを分かりやすく説明していきます。
「チラ裏」とは?
「チラ裏」は「チラシの裏」を省略した言葉です。
インターネット上で用いられる俗語になります。
チラシの裏は昔から落書きや簡単なメモ用紙として用いられてきました。
このように、正式な紙ではないチラシの裏。
そのため、インターネット上においても、落書きレベルの投稿のことを「チラ裏」と言い、罵るために生まれた言葉になります。
その後、「つまらないものですが」といった言葉に似た謙遜の言葉として使用されることも増え、自分が投稿するイラストなどに対し、「チラ裏ですが」と添えることも増えました。
「路傍の石」とは?
「路傍の石」の「路傍」とは道端を意味します。
つまり、「路傍の石」とは道端の石を指す言葉になります。
意味は、道端に転がっているような、あってもなくてもいいものになります。
あってもなくても問題のない、その程度の価値のものが「路傍の石」になります。
言い換えれば、「空気のような」や「いてもいなくても同じ存在」などになります。
「チラ裏」と「路傍の石」の違い
「チラ裏」と「路傍の石」の違いを、分かりやすく解説します。
「チラ裏」はインターネット上で用いられる落書きレベルの投稿のことを指し、「路傍の石」はあってもなくてもいいものを指す言葉になります。
どちらも、特に必要ではないことを意味するといった共通点があるものの、それぞれの言葉が用いられる場面に違いがある言葉になります。
また、「チラ裏」の場合は謙遜の意味を込め使用されることもあります。
「チラ裏」の例文
・『私が投稿したものをチラ裏だと罵られ、とてもショックでした』
・『趣味でイラストを掲載しているので、チラ裏ですがと前置きするようにしています』
「路傍の石」の例文
・『私のことを路傍の石のようにしか思っていない人を見返したい』
・『私は、まるで路傍の石のような生活を送った』
まとめ
「チラ裏」と「路傍の石」は似たような意味を持つ言葉ですが、それぞれにあった場面で使い分ける必要があります。