この記事では、「古典」と「昔話」の違いを分かりやすく説明していきます。
「古典」とは?
「古典」とは古い書物や古い形式を指す言葉です。
古いと言っても数年や数十年ではなく、数百年や千年以上前などの時代が大きく異なるほど昔のものを指します。
古い時代の書物を指して使うことが多いですが、書物以外にも演劇や落語に音楽など歴史のある分野には古典として扱われる作品が残っていることが多いです。
具体的にいつ頃のものが古典として扱われるかは分野によって異なりますが、古い時代の作品や形式が古典という点は共通しています。
「昔話」とは?
「昔話」とは昔にあった出来事などの話です。
実際にあったこともあれば実際の出来事をモチーフにした話もあります。
どれくらい昔の話なのかもものによって違い、数百年前この地にはこういうことがあったという歴史的な話もあれば、10年20年前にその人が体験した物事の話も昔話です。
実際にあった話をそのまま話すことが多いですが、古すぎる時代の昔話は語り継がれる間に形が変わり、創作話のようになっていることもあります。
「古典」と「昔話」の違い
「古典」と「昔話」の違いを、分かりやすく解説します。
書物や芸術などにおける古い時代の作品や形式が「古典」で、昔にあった出来事の話が「昔話」です。
「古典」は数十年前程度のものは含めず数百年単位で時代が古いものを指します。
それに対して「昔話」は数百年前の昔の話もあれば、数十年程度の話も含む言葉です。
まとめ
「古典」は数百年前など古い時代の作品や形式であり、「昔話」は昔にあった出来事などの話なので、数百年以上語り継がれるものもあれば10年前の体験談もあります。
また「古典」と呼ばれるのは作品として扱われるような書物や物語や芸術だけですが、「昔話」は作品というほど立派なものではない土産話や経験談も多いです。
「古典」は今なお残る芸術や学問の一つであり現代の一般生活ではあまり触れる機会がない人も多いですが、「昔話」は子供に言い聞かせる物語や古い知人と話して昔を懐かしむなど、比較的身近な話と言えます。