最近のSNSでは、顔が見えないために自分の発信したことにに対して責任を持てない人が増えています。
例えば、ある商品に対して「この商品は使う人の気持ちを考えていないと心から思う」といえば、その表現に影響されて、使わないうちからよくない印象を持つ人も増えます。
それでは、この「心から思う」とはどういう意味でしょうか。
また、「心底そう思う」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「心から思う」と「心底そう思う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「心から思う」とは?
「心から思う」とは、文字通り、「本心からそう思う」ということを表す言葉です。
「心から」という表現には「心から謝罪する」のように、「本心である」という意味が含まれています。
「心底そう思う」とは?
「心底そう思う」とは、文字通り、「心の底からそう思う」ということを指す言葉です。
この時の「心の底」とは、「心底」という言葉にも表れているように、「強く」という意味が含まれています。
「心から思う」と「心底そう思う」の違い
「心から思う」と「心底そう思う」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、「本心から思う」という意味で使われるという部分では同じですが、どこに違いがあるのでしょうか。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、「心から思う」とは「本気で」というニュアンスがあるのに比べて、「心底そう思う」の方には「強く思う」というニュアンスがあるという部分です。
しかし、この違いは極めて微妙なものなので、多くのシチェーションでは入れ替えても全く同じ意味になります。
「心から思う」の例文
・『学生時代にもっと勉強しておけばよかったと心から思います』
・『このドラマのシナリオは素晴らしいと心から思います』
「心底そう思う」の例文
・『学生時代にもっと経験をつでおけばと、心底そう思います』
・『心底そう思うということが少なくなっている気がします』
まとめ
この記事では、「心から思う」と「心底そう思う」の違いを、解説してきました。
序文でも述べたように、これらの言葉は私たちの身近にあります。
この機会にこれらの正しい使い方を勉強しておきましょう。