この記事では、「こんなに」と「こんなにも」の違いを分かりやすく説明していきます。
「こんなに」とは?
「こんなに」は「このような」というように「話し手や話し手の側にいる人が当面している事態や、その時置かれている状況がこのようである様」や「話し手の側にあるものや話し手が手に持っている物の様子がこのようである様」を意味する言葉です。
「こんなに」の使い方
「こんなに」は形容動詞として使われています。
「こんなにも」とは?
「こんなにも」は先述した「こんなに」を強調した言葉です。
「こんなにも」の「も」は強調の助詞になります。
「こんなにも」の使い方
「こんなにも」は副詞として使われています。
「こんなに」と「こんなにも」の違い
「こんなに」は「このような」という意味を表す言葉であり、「こんなに」を強調の助詞「も」で強調した言葉が「こんなにも」になります。
「こんなに」は英語でいう“so”に相当し、「こんなにも」は英語でいう“so much”に相当すると言えます。
「こんなに」の例文
・『こんなに多くの優しい人々に囲まれて私は本当に幸せ者だ』
・『一度にこんなに多くの大金を手にしてしまうと、金銭感覚が狂ってしまいそうだ』
・『AIでこんなにリアルな絵を描くことができるとは思わなかった』
・『こんなに近くに危機が迫っているのに気づかないとは驚きだ』
「こんなにも」の例文
・『こんなにも大きな功績を残しているとは、この人物は100年に一度の逸材に違いない』
・『こんなにも多くの人たちから愛されて、彼もきっと喜んでいるに違いない』
・『こんなにも心を震わせる映画が未だかつてあっただろうか』
・『こんなにもたくさんのモノで溢れているのに、どうして心は満たされないのだろうか』
まとめ
「このような」を意味する言葉が「こんなに」、そして、「こんなに」を強調した言葉が「このような」ということでした。