この記事では、「親心」と「恋心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「親心」とは?
「親心」は「おやごころ」と」読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「子供を慈しみ、無事であることを願う親の愛情のこと」という意味です。
2つ目は、「まるで親の愛情の様な、深くあたたかい心遣いのこと」という意味です。
「親心」の言葉の使い方
「親心」は、名詞として「親心がある・ない」「親心に尽きる」などと使われます。
「親」は「子を生んだ人」「父と母の総称」という意味、「心」は「人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの」「他人の状況を察していたわる気持ち」という意味、「親心」で、「父と母が子に対して持つ、子供の様子を案じていたわる気持ちのこと」になります。
ちなみに、「はえば立て、立てば歩めの親心」ということわざは、「赤ん坊がはい始めると、親は早く立つようにと願い、立つようになると早く歩けるようになってほしいと願うこと」、つまり、「自分の子供が健やか成長することを願う親の気持ちのこと」という意味です。
「恋心」とは?
「恋心」は「こいごころ」と読みます。
意味は「ある人に対して持つ、好きだ、一緒にいたいなどの恋愛感情のこと」です。
人のことを好きになり、親密になりたい、相手と気持ちを通じ合わせたいと思う気持ちのことです。
「恋心」の言葉の使い方
「恋心」は名詞として「恋心を抱く・抱いた」「恋心が芽生える」などと使われます。
「恋」は「対象に強く引かれる「思いこがれる」「愛情を感じる」という意味、「心」は「人間の理性・知識・感情・意志などの働きのもとになるもの」という意味、「恋心」で、「ある人に思い焦がれ、愛情を感じる精神の働き」になります。
基本的に、恋愛の対象として好きになることに使われます。
「親心」と「恋心」の違い
「親心」は「父と母が子に対して持つ、子供の様子を案じていたわる気持ちのこと」です。
「恋心」は「ある人に思い焦がれ、愛情を感じる精神の働き」です。
まとめ
今回は「親心」と「恋心」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。