この記事では、「見受ける」と「見られる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「見受ける」とは?
「見受ける」は「みうける」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある場所で対象となる人や物が目にとまること」という意味です。
2つ目は、「相手の様子を見てその様に判断する」という意味です。
「見受ける」の言葉の使い方
「見受ける」は動詞として「見受ける・見受けた」「見受けられる」と使われることが多くなります。
「見」は動詞「見る」の連用形で、「目で事物の存在などをとらえる」から転じて「観察し判断する」という意味、「受ける」は「自分の方に向かってくるものを、支え止めること」で「自分の前で生じることを、観察し判断して受け入れること」になります。
基本的に、その様に認識・判断することのやや遠回しな表現です。
「見られる」とは?
「見られる」の意味は以下の通りです。
1つ目は、「視力で捉えることが可能なこと」という意味です。
2つ目は「第三者が自分を視力で捉えること」という意味です。
3つ目は「見ること」の敬語表現です。
4つ目は「その様に見て取れる」という意味です。
「見られる」の言葉の使い方
「見られる」は、意味により使い方が違ってきます。
「見」は動詞「見る」の未然形、「られる」は、「可能・受身・尊敬・自発」の意味の助動詞です。
上で紹介した「見受ける」の類語として使われる場合、「自発」の意味で「あるものがその様に判断できること」という意味です。
基本的に、あることを主観により断定するニュアンスが強くなります。
「見受ける」と「見られる」の違い
「見受ける」は「で「自分の前で生じることを、観察し判断して受け入れること」、やや遠回しな表現です。
「見られる」は「あるものがその様に判断できること」、主観により断定するニュアンスが強くなります。
まとめ
今回は「見受ける」と「見られる」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。