「牢屋」と「監獄」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「牢屋」と「監獄」の違いとは?違い

「牢屋」「監獄」はどのような基準で区別すればいいのでしょうか。

この記事では、「牢屋」「監獄」の違いを分かりやすく説明していきます。

「牢屋」とは?

「牢屋」とは、「人を閉じ込めておくための施設」を指す言葉です。

人の身柄を拘束し自由を奪って逃走しないよう閉じ込めておくための施設を指します。

基本的には罪人を閉じ込めておくための場所を指しますが、さらった人間が逃げないよう閉じ込めておく場所など罪人以外でも閉じ込めておくための場所であれば「牢屋」に当たります。

閉じ込めておくのに普通の部屋を使うこともありますが、一般的には鉄格子や鉄扉など閉じ込めておくために作られた厳重なつくりの部屋を指す時に使われる言い方です。


「監獄」とは?

「監獄」とは、「刑罰として閉じ込めておくための施設」を指す言葉です。

人の自由を奪う刑罰のことを拘束刑といいます。

拘束刑は本来全ての人に認められる自由を奪うことで罰を与える刑罰で、刑期の期間所定の施設に収容し移動や行動の自由を奪い罰とします。

刑罰を目的に人を収容する施設が「監獄」です。


「牢屋」と「監獄」の違い

「牢屋」「監獄」の違いを、分かりやすく解説します。

「牢屋」「監獄」の違いは「目的」です。

どちらも人の身柄を拘束して逃亡できないよう閉じ込めておくための施設を指します。

「牢屋」は閉じ込めておくことそのものを目的とする施設全般を指すのに対し「監獄」は刑罰のために閉じ込めておく施設を指す、という違いがあります。

刑務所は刑罰のために閉じ込めておく施設なので「監獄」です。

個人の屋敷にある座敷牢は人を閉じ込めておくための施設なので「牢屋」ですが刑罰目的とは限らないので「監獄」ではありません。

「牢屋」は通常閉じ込めておくための一部屋を指しますが「監獄」は刑務所など閉じ込めておくための施設全体を指す意味でも使う、という違いもあります。

「牢屋」の例文

・『牢屋に入れられる』
・『牢屋から逃げ出す』

「監獄」の例文

・『島全体が監獄だ』
・『刑期満了まで監獄で過ごす』

まとめ

「牢屋」「監獄」は目的の違いで区別されます。

混同しやすいので基準を覚え正しく使い分けましょう。

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