この記事では、「無関心」と「無視」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無関心」とは?
「無関心」は「むかんしん」と読みます。
意味は「ある人や物に対して、興味を持たないこと」です。
その人や物がどんなに素晴らしいものであっても、自分の心が動かず、何とも思わない様子を表します。
「無関心」の言葉の使い方
「無関心」は名詞・形容動詞として「無関心だ・である」「無関心を装う」などと使われます。
「無」は「存在しない」「〜がない」という意味、「関」は「かか(わる)」とも読み「出入り口」「物と物とをつなぎとめるしかけ」から転じて「つながりを持つ」という意味、「心」は「気持ち」「精神」という意味、「無関心」で「気持ちのつながりがない」、つまり「全く気を引かないこと」「何とも思わないこと」になります。
「無視」とは?
「無視」は「むし」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は、「そこにあっても、まるでない様に見なすこと」という意味です。
2つ目は「ある人や物の存在価値を認めないこと」という意味です。
「無視」の言葉の使い方
「無視」は名詞として「無視する・した」「無視される」「信号無視」などと使われます。
「無」は「存在しない」「〜がない」から転じて「ないがしろにする」という意味、「視」は「注意して見る」「見なす」「そのように扱う」という意味、「無視」で「存在しないと見なすこと」、転じて「人や物の価値をないがしろに扱うこと」になります。
相手に関心を持っていても、何らかの意図があって、わざと「無視」することもあります。
「無関心」と「無視」の違い
「無関心」は「全く気を引かないこと」「何とも思わないこと」です。
「無視」は「存在しないと見なすこと」、転じて「人や物の価値をないがしろに扱うこと」です。
まとめ
今回は「無関心」と「無視」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。