この記事では、「学ぶ」と「知る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「学ぶ」とは?
「学ぶ」とは知識や技芸を身につけたり習得することです。
すでにそれを身に着けている人に教えてもらったり真似して身につけることもあれば、何かの経験を経てこういうことなのだと理解することも学ぶと言います。
単純になにかを認識するというよりは、それを習得し活かせるようにするために理解するという、自分の一部とするための行動が学ぶと言えるでしょう。
「知る」とは?
「知る」とは何かを認識したり理解あるいは把握することです。
経験を通してこういうことがあると理解し身につけることを指す場合もあれば、ちょっと小耳に挟んだだけの表面的に認識するも指します。
ちゃんと理解し身につけること習得することとして使える言葉ではあるものの、どちらかと言えばそこまで深く理解したり知識として刻み込むようなものではなく、会話の中で聞いた程度の軽い意味合いで使われることが多いです。
「学ぶ」と「知る」の違い
「学ぶ」と「知る」の違いを、分かりやすく解説します。
知識や技芸などを習得し身につけることが「学ぶ」で、なにかを認識したり把握することが「知る」です。
「学ぶ」はそれを活かせるようにある程度深く理解し把握することと言えますが、「知る」は知識として活かせるくらい深く理解することもありますし、表面的にそういうものがあると認識する程度のことも含めます。
「学ぶ」の例文
・『職人に教えを請い熟練の技術を学ぶ』
・『書籍から郷土の歴史を学ぶ』
「知る」の例文
・『風邪が流行りつつあると知る』
・『大会で己の未熟を知る』
まとめ
どちらも知識を身につける意味で使われる言葉ではあるものの、「学ぶ」はしっかりと身につけるという意味でだけ使われるのに対し、「知る」は表面的に認識する程度で使われることも多い言葉です。
なので「学ぶ」と表現した場合ある程度ものにしたのだと認識されますが、「知る」と言った場合はそれほど深く理解していると思われないこともしばしばあります。
