「出処」と「出所」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「出処」と「出所」の違いとは?違い

この記事では、「出処」「出所」の違いを分かりやすく説明していきます。

「出処」とは?

出処は、でどころか或いはしゅっしょと読むべき言葉です。

漢字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、でるやだすといった意味を持っている出の漢字に、場所とかところ等の意味を有する処の漢字を加える事で誕生した言葉となっています。

以上の事から出処は、物事が出て来た所や出るべき場所といった意味を示すのです。

例えば、噂の出処という様に、物事が出て来た場所といった意味で使われる事が多く見られる言葉となっています。


「出所」とは?

出所は、でどころか、しゅっしょと読まれる事が多い言葉です。

外へでるとかある場にでるといった意味の出の漢字に、ところやありか等といった意味がある所の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。

だからこそ出所は、物事が出て来た所といった意味を表すのです。

もっとも、しゅっしょと読んだ場合には、刑務所から出る事を意味する言葉として使われる事が多かったりします。


「出処」と「出所」の違い

出処と出所の漢字表記を見比べてみると、2文字目の漢字が処と所であり、違いがある事に直ぐに気付く事が可能です。

所が最初の文字は同じ出であり、その上どちらも、でどころとしゅっしょという読まれ方をしています。

更にどちらも、物事が出て来た元の場所という同じ意味の言葉として使用されているのです。

そのため同じ様な場面で使用される言葉同士ですが、違いも見出す事が出来ます。

というのも出所をしゅっしょと読んだ場合には、刑務所から出て来る、という意味で使われる事が多いです。

まとめ

2つの言葉には共通する漢字があるだけでなく、読み方も同じだったりします。

加えてどちらも、物事が出て来た所という同じ意味を所有しているので、同じ様なシーンで利用されているのです。

ただし出所をしゅっしょと読む場合は、刑務所を出るという意味で使われる事が多く、このケースでは出処は用いられません。

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