この記事では、「優柔不断」と「優しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「優柔不断」とは?
「優柔不断」は「ゆうじゅうふだん」と読みます。
意味は、「気が弱く、いつまでもものごとが決められず、ぐずぐず悩む性格」です。
その場の状況や人の意見に流され易く、はっきりと自分の意思でものごとを決められない性格の人を表します。
「優柔不断」の言葉の使い方
「優柔不断」は名詞・形容動詞として「優柔不断だ・である」「優柔不断な性格」などと使われます。
「優柔+不断」で成り立っている四字熟語で、「気が弱く、はきはきしないこと」という意味、「不断」は「決断力に乏しいこと」という意味、「優柔不断」で「気が弱くてはきはきせず、決断力に乏しいこと」になります。
「優しい」とは?
「優しい」は「やさしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「容姿や振る舞いが上品で美しい様子」という意味です。
2つ目は「人に対して思いやりがある様子」という意味です。
3つ目は「性格が温和で、大人しい様子」という意味です。
4つ目は「他に悪影響を与えない」という意味です。
5つ目は「身が細る様に恥ずかしく思う」という意味です。
6つ目は「控え目でつつましい振る舞いをすること」という意味です。
7つ目は「素直で立派な様子」という意味です。
「優しい」の言葉の使い方
「優しい」は形容詞として「根は優しい」「優しい性格」などと使われたり、副詞として「優しく話しかける」などと使われたり、名詞として「優しさに満ちる」などと使われます。
語源は平安時代に使われていた「痩す(やす)」という語で、「身がやせ細る様な思い」という意味です。
ここから転じて「周囲に引け目を感じながら振る舞う」として使われ、更に転じて「控え目である」「思いやりがある」「穏和で大人しい」という意味で使われる様になりました。
「優柔不断」と「優しい」の違い「優柔不断」は「気が弱くてはきはきせず、決断力に乏しいこと」という意味です。
「優しい」は「周囲に引け目を感じながら振る舞う」から転じて「控え目である」「思いやりがある」「穏和で大人しい」という意味です。
まとめ
今回は「優柔不断」と「優しい」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。