この記事では、「またぐ」と「またがる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「またぐ」とは?
「またぐ」とは、「水たまりをまたぐ」や「柵をまたぐ」「谷をまたぐ」「日をまたぐ」などのように、足を開いて物の上を越える、かけ渡す、といった意味を持つ言葉です。
「またぐ」の場合、「越える」や「渡る」「通り過ぎる」「乗り越える」などと言い換えることができ、「またぐ」の場合、そのもの自体を越えた状態を意味します。
「またがる」とは?
「またがる」とは、「馬にまたがる」や「バイクにまたがる」「川にまたがる」「地域にまたがる」「季節にまたがる」など、股を広げて両足で挟むようにして乗る。
時間的、空間的に一方から他方に及ぶといった意味を持つ言葉です。
「またがる」の場合、「乗る」や「乗っかる」「下敷きにする」「重なる」「上になる」「わたる」などと言い換えることができ、何らかの物に乗った状態を意味します。
「またぐ」と「またがる」の違い
「またぐ」と「またがる」の違いを、分かりやすく解説します。
「またぐ」と「またがる」とでは現状に大きな違いがあります。
「またぐ」は物の上を越える状態を意味し、「またがる」の場合は物の上に乗っかった状態を意味します。
例えば、「柵をまたぐ」の場合は柵を乗り越えた状態を意味し、「柵にまたがる」の場合は柵を足で挟んだ状態を意味する言葉になります。
このように、「またぐ」と「またがる」とでは現状に大きな違いがあります。
「またぐ」の例文
・『子どもの頃、水たまりをまたぐ競争をよくしたものです』
・『かっこよく柵をまたぐ仕草に惚れ直しました』
「またがる」の例文
・『タイトスカートは自転車にまたがるときに足を開くことができず不便です』
・『今回の事業は多方面にまたがるため、各所への手配が大変です』
まとめ
以上のように、「またぐ」と「またがる」とでは状況に大きな違いがあるため注意が必要です。