「立ち入った話」と「込み入った話」この記事では、「立ち入った話」と「込み入った話」の違いを分かりやすく説明していきます。
「立ち入った話」とは?
「立ち入った話」とは、「相手の事情に深く踏み込んだ話」のことです。
人は話をする時お互いにある程度心の距離を維持しながらコミュニケーションを取ります。
パーソナルな情報や会社の機密など深い領域に関しては不用意に触れないのがマナーです。
「立ち入った話」とは本来踏み越えるべきではない領域を踏み越えた話を意味します。
一般的には普段であれば聞かないプライバシーに関わる話や関係者しか知らない詳しい事情など、常識として守られる一線を踏み越えてのつっこんだ内容の話を指す言葉です。
「込み入った話」とは?
「込み入った話」とは、「複雑に絡んだややこしい話」のことです。
多くの人の思惑が絡んだりさまざまな事情が関係したりなど、一口に説明できない面倒でややこしい話を指します。
複雑に入り組んでいてきちんと説明するのに長い時間と手間がかかるような話に対して用いる表現です。
「立ち入った話」と「込み入った話」の違い
「立ち入った話」と「込み入った話」の違いを、分かりやすく解説します。
「立ち入った話」と「込み入った話」では「話の内容」が異なります。
「立ち入った話」は相手の領域に深く踏み込んだ話のことで一般的には軽気軽に聞けない深い事情にかかわる話に対して用いる表現です。
「込み入った話」は簡単に説明できない面倒な話のことで、事情を説明して理解してもらうのに苦労するような一筋縄ではいかない話を表します。
「立ち入った話」の例文
・『立ち入った話をお伺いしてもよろしいでしょうか』
・『立ち入った話なので遠慮してください』
「込み入った話」の例文
・『込み入った話なので1回聞いただけでは理解できない』
・『込み入った話なので腰を落ち着けて話したい』
まとめ
「立ち入った話」と「込み入った話」では話の内容が全く異なります。
それぞれが表す話の内容を正しく理解して使い分けましょう。