物事を考えることを表す言葉には「思索」や「思考」があります。
この記事では、「思索」と「思考」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思索」とは?
「思索」とは論理的に考えることや、筋道に沿って考えることを表す言葉です。
「思索」は単純に思うことではなく論理的に展開するものであり、こちらは研究や探求、仕事のアイデアなど様々な種になるのが特徴です。
「思索」に使われている「索」は音読みで「さく」と読み、訓読みは「なわ」や「つな」、「索める」で「もとめる」、「索す」で「さがす」と読みます。
「思考」とは?
「思考」とは考えることを表す言葉であり、様々な物事を考えて答えを出すことも表します。
「思考」は主に知識や経験をベースにして展開するものであり、論理的な方法から閃きなども使うことが可能です。
「思考」はこれ以外にも哲学用語や心理学用語としても使われています。
哲学で使われている「思考」は人間の知的精神作用を表す言葉であり、知性を示す言葉です。
「思考」の類義語には「思惟」がありますが、こちらは物事の核心や根本を深く考えることを表す言葉です。
「思索」と「思考」の違い
「思索」は論理的に考えることを示す言葉であり、「思考」はこれ以外にも色々な方法で考えることを表すことが可能です。
考える力を表す言葉には「思考力」がありますが、「思索力」という言葉はほとんど使いません。
「思索」の例文
・『哲学者は午後ずっと思索にふけていたので、夕飯の準備を忘れました』
・『瞑想中は色々なことを思索できるので、個人的に好きな時間です』
「思考」の例文
・『柔軟な思考力を鍛えるためにクロスワードパズルをやっています』
・『ゲームは思考力と反射神経が必要です』
まとめ
「思索」は論理的に考える点が特徴であり、「思考」はこれ以外にも色々な方法で行う考えを示す言葉です。
「思考力」は考える力を表す言葉であり、義務教育でも重要視されています。
