「原点回帰」と「原点復帰」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「原点回帰」と「原点復帰」の違いとは?違い

この記事では、「原点回帰」「原点復帰」の違いを分かりやすく説明していきます。

「原点回帰」とは?

「原点回帰」「げんてんかいき」と読みます。

意味は、「あらゆる過程を経てきて、ものごとの出発点に戻ること」です。

人生や思想など、多くのことを経験しながら、ひとおおりの過程を巡った末に、基本や初心に戻ることを表します。


「原点回帰」の言葉の使い方

「原点回帰」は名詞として「原点回帰する・した」「原点回帰を目指す」などと使われます。

「原点+回帰」で成り立っている語で、「原点」「長さを測定する場合に基準となる点」から転じて「ものごとを考えるときの出発点」という意味、「回帰」「ひとまわりして、もとの所に帰ること」という意味、「原点回帰」「ものごとの過程をひとまわりして、考えが出発点に戻ること」になります。

基本的に、人の心理や思想など、内面的なものに使われる言葉です。


「原点復帰」とは?

「原点復帰」「げんてんふっき」と読みます。

意味は、「人工物の動作を、初期値に戻すこと」です。

長く使っている機械やロボットなどで、ニーズに合わせて調整しながら使用していたものを、初期の基準に戻すことを表します。

「原点復帰」の言葉の使い方

「原点復帰」は名詞として「原点復帰させる・させた」「原点復帰プログラム」などと使われます。

「原点+復帰」で成り立っている語で、「原点」「ものごとを考えるときの出発点」という意味、「復帰」「もとの位置・状態などに戻ること」という意味、「原点復帰」「ものごとの位置・状態などを、最初に定めた状態に戻すこと」になります。

基本的に、機械やシステムなど、人工的なものに使われる言葉です。

「原点回帰」と「原点復帰」の違い

「原点回帰」「ものごとの過程をひとまわりして、考えが出発点に戻ること」です。

「原点復帰」「ものごとの位置・状態などを、最初に定めた状態に戻すこと」です。

まとめ

今回は「原点回帰」「原点復帰」について紹介しました。

それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。

違い
違い比較辞典