「行けない」と「行かない」この記事では、「行けない」と「行かない」の違いを分かりやすく説明していきます。
「行けない」とは?
「行けない」とは、「行くことができない」という意味で使われる言葉です。
その場所に行く気はあるが何らかの事情によって意志を遂げられず移動できないさまを表します。
言葉の構造としては行くことができることを意味する「行ける」に打ち消しを意味する助動詞「ない」が付いており、行くことができるを打ち消す形で「行くことができない」という意味になります。
外的要因によって「行く」という目的を達成できない場合に用いられる表現です。
「行かない」とは?
「行かない」とは、「行くことをしない」という意味で使われる言葉です。
目的地に向かって移動することを意味する「行く」に打ち消しの助動詞「ない」がついた形で、一般的には自らの意思に基づいて行くことを選択しない時に使う表現です。
「行けない」と「行かない」の違い
「行けない」と「行かない」の違いを、分かりやすく解説します。
「行けない」と「行かない」の違いは「意志」です。
どちらもその場所に行かず結果だけを見れば同じなのですが「行けない」は行く意志はあるが何らかの理由によって行くことができないことを表しています。
一方の「行かない」は行こうと思えば行けるのだが自分の意志で行く選択をしないことを表しています。
行きたい気持ちはあるが他の理由で阻まれているのが「行けない」で、行くことに問題はないがあえてそうしないのが「行かない」という気持ちの向き方が2つの違いです。
「行けない」の例文
・『休日出勤なので運動会に行けない』
・『お金がないので旅行に行けない』
「行かない」の例文
・『興味がないので行かない』
・『家で寝ていたいのでどこにも行かない』
まとめ
「行けない」と「行かない」では行くことをしない理由が大きく異なります。
似ているようで意味合いは大きく違うのでニュアンスを正しく理解して使い分けましょう。