この記事では、「おもんばかる」と「おもんぱかる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「おもんばかる」とは?
「おもんばかる」は「慮(おもんぱか)る」の慣用読みです。
「慮る」は「周囲の状況などをよく考えること」や「思いめぐらすこと」という意味を含める言葉です。
「おもんばかる」の使い方
「おもんばかる」は動詞として使われています。
「おもんぱかる」とは?
「おもんぱかる」は「周囲の状況などをよく考えること」や「思いめぐらすこと」という意味を含める言葉であり、感じでは「慮(おもんぱか)る」と表記されます。
「おもんぱかる」の使い方
「おもんぱかる」は動詞として使われています。
「おもんばかる」と「おもんぱかる」の違い
「慮る」は本来、「おもんぱかる」と読むのが正解であり、「おもんばかる」は誤用となります。
しかし、間違って「おもんばかる」と読む人があまりにも多く、逆に定着してしまったので、こちらの読みは慣用読みとなりました。
したがって、「おもんぱかる」と「おもんばかる」どちらの読みを用いても間違いということにはなりません。
「おもんばかる」の例文
・『相手の立場などをおもんばかってから発言することが大事だ』
・『他人をおもんばかりすぎて、自分のやるべきことが全くできなかった』
・『彼の厳しい物言いは君のことをおもんばかってのことだ』
「おもんぱかる」の例文
・『彼女は後輩のことをおもんぱかることができる良い先輩だ』
・『たとえ敵チームとはいえ、相手選手をおもんぱかることを欠かしてはいけない』
・『自分が大変なうちは、中々他人のことまでおもんぱかることは難しいようだ』
まとめ
「慮る」は「おもんぱかる」と読むのが正しいので、「おもんばかる」と読むのは誤りでした。
しかし、「おもんばかる」と誤用する人があまりにも多かったので、「おもんばかる」は後に慣用読みになりました。
したがって、今では「おもんぱかる」と読んでも「おもんぱかる」と読んでも誤用にはなりません。