世の中には世間的には知られていなくても重要な部品というものがたくさんあります。
例えば、水道管などの配管の接続で使われるネジには「G1/2」という規格のものがあります。
それでは、ネジの「G1/2」とはどういう意味でしょうか。
また、「R1/2」とは、どう違うのでしょうか。
この記事では、「G1/2」と「R1/2」の違いを分かりやすく説明していきます。
ネジの「G1/2」とは?
ネジの「G1/2」とは、ISOで制定された配管に用いられるネジの形状の規格のことで、JIS規格では「PT」と呼ばれていました。
「G1/2」の数字ですが、これはネジの径が1/2インチであることを表しています。
ネジの「R1/2」とは?
ネジの「R1/2」とは、ISOで制定された配管に用いられるネジの形状の規格のことで、JIS規格では「PF」と呼ばれていました。
同様に1/2は1/2インチ径のネジであることを表しています。
ネジの「G1/2」と「R1/2」の違い
ネジの「G1/2」と「R1/2」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、配管用のネジ、すなわち管ネジの規格の一つであることは同じですが、大きな部分に違いがあります。
この2つの違いを最も簡単に説明するなら、ネジの形状が先端に行くほど細くなっているものが「R1/2」であり、元部分と先の太さが同じものが「G1/2」ということになります。
つまり、どちらも1/2インチ径ではあるものの「G1/2」と「R1/2」のネジはお互いに交換して使うことができないということになります。
ネジの「G1/2」の例文
・『G1/2は配管用のネジのISO規格の名前です』
・『G1/2は平行ネジと呼ばれています』
ネジの「R1/2」の例文
・『R1/2は配管用のネジのISO規格の名前です』
・『R1/2はテーパーネジと呼ばれています』
まとめ
この記事では、ネジの「G1/2」と「R1/2」の違いを、解説してきました。
配管用のネジの規格にはこれ以外にも「Rc」や「Rp」などのもありますが、これらは「R」の規格のめねじであり、同じテーパー型のネジということになります。
「G」の方のめねじは同様に「G」と呼ばれます。