この記事では、「日の目を浴びる」と「日の目を見る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「日の目を浴びる」とは?
「日の目を浴びる」とは、「今まで誰にも知られていなかった人物や事柄が、有名になり世間の人びとに知られる様になること」という意味です。
「日の目を浴びる」の言葉の使い方
「日の目を浴びる」は、慣用句として使われます。
「浴びる」は「光を全体に受ける」という意味から、見られる側が主体です。
ただし、下で紹介する「日の目を見る」の誤用から生まれた言葉で、「注目を浴びる」と混同されたものとされています。
現在では習慣的に使われていることから、必ずしも間違いとは言えなくなっています。
くだけた会話で使っても問題ありませんが、正式な場では使わない方が良いでしょう。
「日の目を見る」とは?
「日の目を見る」とは、「今まで誰にも知られていなかった人物や事柄が、有名になり世間の人びとに知られる様になること」という意味です。
上で紹介した「日の目を浴びる」の正しい表現です。
「日の目を見る」の言葉の使い方
「日の目を見る」は、慣用句として使われます。
「日の目」は「日光が当たって明るく見えること」という意味、「見る」は「視覚で捉える」という意味、「日の目を見る」で、「日光が当たって、人々の目に明るく見えること」から転じて、「ある人物や事柄が、一気に有名になることのたとえ」として使われています。
こちらの見る側の人が主体になります。
「日の目を浴びる」と「日の目を見る」の違い
「日の目を浴びる」は「『日の目を見る』の誤用、俗語的に使われている表現」です。
「日の目を見る」は「今まで誰にも知られていなかった人物や事柄が、一気に有名になることのたとえ」です。
まとめ
今回は「日の目を浴びる」と「日の目を見る」について紹介しました。
それぞれの違いを理解して、正しく使える様にしておきましょう。