この記事では、「今更ながら」と「遅ればせながら」の違いを分かりやすく説明していきます。
「今更ながら」とは?
時期を逸してしまったこと表している言葉です。
今更には、今となっては遅すぎるという意味があります。
既に手遅れになってしまった状況の時に使用することが多いです。
申し訳なく思うお詫びの気持ちが込められています。
「遅ればせながら」とは?
適切な時期を過ぎて遅くなってしまったことを表している言葉です。
ただし、少し遅れてはいるものの間に合わないという状況ではありません。
遅れたことは致命的な失敗にはなっていない状況で使用します。
また、遅ればせながらには、お詫びの気持ちも込められています。
「今更ながら」と「遅ればせながら」の違い
今更ながらも遅ればせながらも、適切な時期を過ぎてしまったことを表しています。
どちらにもお詫びの気持ちが込められていますが、より謝罪の気持ちが強いのは今更ながらの方です。
申し訳ないという気持ちが強調されています。
今更ながらは、既に手遅れの状態で使うことが多いです。
それに対して遅ればせながらは、遅れてはいるものの許容範囲である場合に使用します。
既に手遅れという状況ではありません。
お詫びのニュアンスも含まれていますが、それほど強調されてはないです。
「今更ながら」の例文
・『今更ながら間違っていたことに気が付きました』
・『今更ながらあの時の両親の気持ちを思い知りました』
・『今更ながら恐縮ですが中止とさせていただきます』
「遅ればせながら」の例文
・『遅ればせながら資料を送付いたします』
・『遅ればせながらお祝いを送らせていただきます』
・『遅ればせながら参上いたしました』
まとめ
今更ながらは適切な時期を過ぎすでに手遅れの状態に使うことが多く、お詫びの気持ちが強調されています。
それに対して遅ればせながらは、遅れてはいるものの許容範囲である場合に使うことが多い言葉です。
お詫びのニュアンスも軽く含まれています。