「ブリーフィング」と「記者会見」にはどんな違いがあるのでしょうか。
この記事では、「ブリーフィング」と「記者会見」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ブリーフィング」とは?
「ブリーフィング」とは、「必要事項や伝達事項を知らせる目的で行われる集まり」を指す言葉です。
日本語で言うところの「打ち合わせ」を当たります。
特定の内容を多くの人に一度で知らせるために行われるものであり会議や討論のような話し合いではなく、注意事項や変更点などこれから何かするにあたって皆に知っておいてもらいたい内容を伝える目的で開かる会合を指す言葉です。
基本的には情報を伝える側と伝えられる側は明確に分かれていますが、各部門の担当者から注意事項が伝えられるなど変則的な形で行われることもあります。
「記者会見」とは?
「記者会見」とは、「報道を通じて多くの人に情報を伝えるためにマスメディアの記者を集めて開かれる情報発表の会合」のことです。
多くの人に知ってもらう必要がある重要事項や人々の間で話題になっている出来事などの、詳細についてマスメディアを通じて知らせるためにはマスメディアの関係者に説明しなくてはいけません。
マスコミ各社にそれぞれ説明すると時間がかかるため一般的には複数社の記者や取材者を集めて情報を発表します。
そのような記者を通じた情報発表を目的に開かれる会合が「記者会見」です。
一方的に内容を表明するだけでなく記者の質問に答える質疑応答やより深く内容を掘り下げるインタビューなども含めた発表の機会全体を「記者会見」といいます。
「ブリーフィング」と「記者会見」の違い
「ブリーフィング」と「記者会見」の違いを、分かりやすく解説します。
「ブリーフィング」と「記者会見」の違いは「参加者」です。
「ブリーフィング」はこれから必要になる情報をチームやグループで共有するために行われる情報伝達の会合なので参加者は関係者に限られます。
メディアを通じた情報拡散を目的に開かれる「記者会見」に参加するのはマスコミ各社の取材代表者である記者です。
「ブリーフィング」は参加した関係者に対して情報を伝えることを目的にしているのに対し「記者会見」は記者とマスメディアを通じてより多くの人に情報を拡散し届けることを目的にしている、という違いもあります。
まとめ
「ブリーフィング」と「記者会見」では会合の目的が異なります。
何を伝えたいのかを基準に区別してください。